【92歳のパリジェンヌ】92歳のおばあちゃんが尊厳死を貫き通す

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【作品情報】
題名:LA DERNIERE LECON/THE FINAL LESSON
ジャンル:ドラマ
監督:パスカル・プザドゥー
製作国:フランス
上映時間:106分


【あらすじ】
助産師として働き、子供や孫にも恵まれたマドレーヌ(マルト・ヴィラロンガ)。まだ元気だが、最近は一人でできないことも増えてきた。ある日、92歳の誕生日を祝うために集まった娘たち家族を前に、2か月後にこの世を去ることを宣言する。最初は反対していた家族も心を動かされていき……。(シネマトゥデイより)


【感想】
実在した人物をモデルに執筆された小説を映画にしたこの作品。
テーマが尊厳死についてだから結構重かった。でも、必要以上に重苦しい雰囲気になるわけじゃなくて観やすいと言えば見やすい映画だったかも。
この映画を観て尊厳死って難しい問題だなとすごく思った。
当事者としては老いていき、日々できない事が増えて行くことに絶望し弱っていくよりか自分で人生を終わらせたい。周りの家族や友人からしてみれば1日でも長く生きてもらいたいという思い。
どっちの気持ちも正しいと思うから本当に難しい問題だと感じた。


1.92歳の誕生日パーティー

92歳になったマドレーヌは家族に2ヶ月後に尊厳死をすると宣言する。
この宣言をした事でお祝いの席がお通夜のような雰囲気に…。
当然家族はこのマドレーヌの思いを理解することができず、マドレーヌが老人性鬱になっているのではと思ってしまう。
マドレーヌの長男ピエールは老人ホームへ入れようと提案したり、妹のディアーヌは母の家に通って介護するから老人ホームに入れないと意見が対立しちゃったり…。
ピエール一家は絶対に尊厳死は認めないという意見。
最初は理解をしなかったディアーヌは母親の意思を尊重して尊厳死をすることに次第に理解を示していく。
ディアーヌの夫は基本ディアーヌのやりたいようにさせて、息子はおばあちゃんが死ぬことは反対だけどおばあちゃんの意思を尊重したいと葛藤してた。
マドレーヌとディアーヌの関係もすごく良かったんだけど、マドレーヌと孫の信頼関係というか孫がすごい良いヤツだった。


2.理解する家族としない家族

ディアーヌは尊厳死を受け入れてマドレーヌの協力をし始める。
病院に入院していたけどアパートにつれて帰って遺品整理を手伝ったり、マドレーヌの思い人に会いに行くために車を走らせたり、尊厳死する時に必要な睡眠薬を大量に手に入れる計画を立てたり。
その反面、母親の尊厳死を理解することができないピエール・・・。
死んで欲しくはないというのは十分理解できるけど92歳の母親を怒鳴りつけて脅して準備していた薬を奪ってマドレーヌの心を踏みにじるのはどうかと思う・・・。
母の死を受け入れようとするディアーヌと受け入れられないピエール。
最後まで母を理解しようと勤めたディアーヌはマドレーヌとの関係がどんどん良くなっていき、たいして受け入れられないピエールは最後まで母親と和解できないままでかなり切ない終わり方だった。
ピエールにしてみたら後味悪いラストだった。


【見どころ】
マドレーヌの尊厳死を受け入れてからのディアーヌの変化がすごく素敵だった。
受け入れてからは泣くこともあったけど、マドレーヌと一緒にいるときは笑顔でマドレーヌもこれからしに向かっている人とは思えないような良い表情だった。


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