【プール・サイド・デイズ】最悪な環境を少しだけ自分の力で良くしていく…

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【作品情報】
題名:THE WAY WAY BACK
ジャンル:コメディ
監督:ナット・ファクソン/ジム・ラッシュ
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:104分


【感想】
外国のコメディって結構考えさせられる。
コメディと言うよりもヒューマンドラマの方が近いと思う。
雰囲気的には“リトル・ミス・サンシャイン”に似てた。
どんな内容の映画なのか前情報なしで観たんだけど、面白くてあっという間に観終わっちゃった。
ダンカンの周りの大人達がそろいもそろってクズばっかりなんだけど、そこから出て自分の居場所を見つけるダンカン。めちゃくちゃダンカンを応援したくなった。
そしてダンカンの居場所となったプールのオーナーと従業員もみんな良い人達ばかりでダンカンとの関係性が良かった。


1.母親とその彼氏、彼氏の娘の4人でバカンスへ

一番最初のシーンが4人でバカンスへ行くところから始まる。
母親のパム、息子のダンカン、母親の彼氏のトレントとその娘。
最初っからトレントがムカつく奴だと思うんだけど、観れば見るほどクズっぷりが増していく男だった。
パムはなんでこんな男を選んだのか…。
私は絶対パートナーにはしたくないタイプ。彼女の息子に配慮とか一切皆無だし。
バカンスはトレントが持っている別荘。
この別荘で親たちは毎晩毎晩パーティーやらなんやらで大騒ぎしていて、ダンカンは放置状態。
放置しているクセに黙って遠くへ行くと心配させるなとかトレントが怒ってくるし。
トレント本当にキモイ。
居場所がないダンカンはオーウェンという男性に出会い、オーウェンがオーナーをしているウォーターパークへ行くようになる。
そこでいつしかダンカンはウォーターパークで仕事をするようになる。
内気で冗談の通じない少年だったダンカンがウォーターパークのスタッフと接していくうちに成長していく過程がすごく良かった。
その反面別荘に帰ると居心地が悪くて直視したくない現実が見えてしまって何とも言えない気分になった。


2.ウォーターパークで成長していくダンカン

最初の仕事はウォーターパークで段ボールを敷いてブレイクダンスをして盛り上がっている若者たちから段ボールを回収すると言うミッション。
ダンカンは段ボールを回収する代わりに踊れと言われて踊り若者たちとも打ち解け初仕事を成功させる。
そこから色々な仕事をさせてもらえるようになり、日中はウォーターパークで楽しく過ごすようになる。
その反面別荘に戻るとすっごく憂鬱になっちゃうんだけどね。
ダンカンの母親と付き合っているトレントは浮気してるし。
母親はそれに気付いているけど、別れられないとグダグダ言いだすし…。
ある日のパーティでダンカンがトレントにブチ切れるんだけど、逆にダンカンは父親に捨てられたと暴露してダンカンを傷つけるし。本当に最低の大人だった。
母親もムカつく。息子が傷つけられているのに別れる気なしで大人にはいろいろあるのよって…。
バカじゃないの?って感じ。


3.予定を早めに切り上げてバカンスを取りやめに

その夜ダンカンはウォーターパークへ行きそこでパーティーに参加し楽しいひと時を過ごす。
そこでオーウェンにずっとここで暮らしたいとかトレントに言われた3点の事を告白する。
オーウェンには「お前をわかっていないんだ。そいつの尺度なんてお前に当てはまらない。デタラメに惑わされず、お前の思う通りに生きればいい。もう十分立派にやってるじゃないか」と言われ朝に別荘へ戻ったダンカン。
別荘に戻るとバカンスは終了、母親はトレントの浮気を目をつぶることにすると言われ車に乗り込む4人。
途中ガソスタに車を止めたが、ウォーター・パークが目にとまりダンカンは車から降りてウォーター・パークへ走っていってしまう。
そして、スライダーで初の追い越しをすると宣言してオーウェンを追い越すことに成功する。
追い越しを成功し家に帰ることをオーウェンに報告して再び車に乗り込んだダンカン。
母親は何か感じた事があったのかダンカンの隣に座り二人で岐路につくのだった。
トレントとその娘と帰ると言うシチュエーションは変わらないんだけどダンカンと母親の気持ちは何か変化したみたい。
後ろ向きだけどどこか前に進めたような終わり方で爽やかに終われた気がする。
すごく良い映画だった。


【見どころ】
最初は人に何かを伝えるのが苦手というかコミュニケーション能力が低かったダンカンだけどウォーター・パークに行くようになって人に伝えようとする姿勢が芽生えて行く様子がすごく良かったと思う。
バイトをしている時のダンカンの生き生きとした表情も良かったし。
ウォーター・パークの大人たちが皆気持ちの良い人たちでこの人たちがいなかったらダンカンは最低な夏になっていただろうな…。
振り返ってみると後ろ向きなんだけど、小気味良い映画だった。



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